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人生の意義

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高校時代、まともに授業を受けてなかったため何を習ったかはほぼ覚えていないですが(吉本先生、ごめんなさい!)、今だに強烈に心に残っているお話が1つだけあります。

それは司馬遼太郎先生の「無名の人」という作品です。

なぜそれが魂を揺さぶって心に残っているかはよく分かりませんが、その頃「なぜ生きるのか、生きるということはどういうことなのか」と生き方についていろいろ考えることが多かったことが理由の一つだと思います。

その「無名の人」の舞台は幕末、主人公は医者であり幕末の志士でもあった所郁太郎という若者のお話です。

井上馨(当時、井上聞多)という明治初期に政治家として初代外務大臣、その他閣僚を歴任し、実業界の基礎づくりにも大きく活躍した人物がまだ無名だった頃、刺客に襲われて瀕死の重傷を負いながらも、その時たまたま通りがかった先述の所郁太郎による緊急の大手術によって救われ、九死に一生を得ます。
その後、命を救われた井上馨は日本の発展に大きな功績を残す一方、所郁太郎は間もなく腸チフスにかかり、27歳の若さで亡くなってしまうという、何とも言いようがない結末を迎えます。

人には、歴史に名を残すような偉大な功績を残した人がいる一方、そうでない人が星の数ほどいます。
ただ坂本龍馬の言葉に「この世に生を得るは事を成すにあり」がありますが、功績のあるなしに関わらず、人には何かしら大なり小なり必ず使命があり、小さくても知らず知らずのうちそれを果たしているものだと思います。

「男子は生涯一事を成せば足る」
これも同じく司馬遼太郎さんの代表作である「坂の上の雲」にも登場する日露戦争で活躍した陸軍軍人・秋山好古の言葉です。
井上馨を死の淵から救い、歴史の表舞台に送り出したことは、所郁太郎の一生にとって大きな“一事”だったのではないでしょうか。
確かに残した功績の大きさで言うと、井上馨に軍配があがりますが、所郁太郎にも人生の意義は十分にあったと思います。

あと残りの人生、仕事に完全燃焼して、「人づくり 価値づくり しあわせづくり」を追求したビジョナリーカンパニーをつくるという一事を成し遂げ、より社会に貢献していきたいと思います。


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